上の娘が6歳の時、弟が産まれました。
弟が欲しいと言っていたので、
上の子にとっても待ちに待った弟でした。
娘1人の時は、何をしても無条件で世界で1番かわいいと思っていました。
そんな娘に、なぜかイライラしてしまった私が、
どう解決したのか。
下の子が産まれて私が変化していった時期の事をお話します。
あなたの子育てのヒントになればと思います。
何で・・・!?ストレスもないのに上の子へのイライラが止まらない
上の子は出産時もギリギリまで傍にいて、
出産を応援してくれました。
初めて下の子を抱っこしている娘を見たとき、
ああ、なんて幸せなんだろう2人を大切に育てよう
そう思いました。
退院後も、私を気遣って率先してお手伝いをしてくれ
弟のお世話もしてくれました。
しかし、
産後体調があまり良くなかった私は
娘に良く怒るようになっていました。
感情の抑えが利かず
怒りだしたら止まらなくなってしまい
夜ひと言もくちを聞かないままなんてこともありました。
今考えると、本当に些細なことです。
靴を揃えてない
とか
おしゃべりに夢中でご飯が遅い
とか
娘のすることがとにかく目についてしまって
そして怒るたびにしょんぼり謝ってくる娘、
かわいそうで、怒ってしまう自分が嫌なのに
イライラが止まらない。
下の子が産まれるとき寂しい思いをさせないよう
上の子優先でってあれほど思っていたのに、
「何でわからないの」
「同じことばっかり言わせないで」
「今、弟の事してるでしょ!空気読んでよ!」
何てことまで言ってました。
最悪ですよね。今思ってもかわいそうなことをしました。
娘はわたしの顔色ばかり窺うようになってしまい、
私も罪悪感でいっぱいでした。
女の子の子育てが悩ましいのは自分のせいだった!
誰か止めてほしいけど誰にも知られたくない
それは本当に些細なことでした。
買ったばかりの水筒が
へこんでいました。
娘に尋ねると
娘は「え、何でだろう。」と、
ブチッ!
「こんなへこんでるのに、いつの間にか勝手にへこむはずが無いだろう。
何で嘘をつくの、嘘つくずるい子はいらない!!」
止まらず感情のままに怒鳴り散らしていました。
下の子も空気を察して大泣きです。
泣きながら必死に謝る娘、
謝れば謝るほど煩わしくて。
その夜また1人で娘を寝かせました。
こんなの虐待だ
こわい、いつか手を挙げてしまうかもしれない。
怖い。
娘に申し訳ない。
毎日、きょうを怒らないようにしようと思っているのに
何でなんだろう。
誰か止めて欲しい。
でも、誰にも知られたくない。
そんな思いでいっぱいでした・・・
娘の小ささに気づいたとき
私が子どもなんか産んじゃ駄目だったんだと、
泣く弟をあやしながら
私も泣きました。
あんなに出産を喜んでいた上の子に
ごめんなさいばかり言わせてる。
寝室で枕をギュッと抱きしめて
泣きはらした顔で眠っている娘の顔を見て
情けなくて申し訳なくて
娘の手を握ると
小ささに驚いたんです。
まだこんなに小さかったんだ・・・
下の子が産まれて
勝手に、押し付けてしまっていた
まだまだお姉ちゃんでも小さいのに
必死にさせてしまっていた
娘のキモチに気づいたとき
出産前、娘は手をつながないと眠れない子でした。
でも
弟の世話でちょっと待ってが増え
「1人でもう寝れるよね?」
になってしまいました。
手の大きさが解らなくなってるくらい
手を繋いでなかったんだ。
どんな気持ちで我慢しただろう
悲しかっただろう、寂しかっただろう
情けなくて涙が止まりませんでした。
娘に「ごめんね」を伝えた日
次の日、起きてきた娘に
「学校、ズル休みしちゃおっか。今日はママとデートしない?」
と、伝えると、
びっくりしながらも
「いいの!?」
と、パッと明るい顔をしてくれました。
どこに行きたいか尋ねると
でも・・と、弟の事を見る娘。
「今日はお姉ちゃんの好きなことをしよう。言っていいんだよ。」
と言うと、うれしそうにニコニコしていました。
それでも気を遣っていたのか
娘が希望したのは、近くのショッピングセンターと公園でした。
こうやって出かけてみて
いつも、「あれやって」「これやって」「手伝って」を
無意識に言っていたのに気付きました。
その日は些細なことも娘に頼むのはやめて、
娘優先を徹底しました。
幸い下の子もぐずることなく
大人しくしていてくれました。
公園で、たくさん遊んで
休憩中に
「今までごめんねママ、良いママじゃなかったね。
イライラして、優しくできなくてごめん。
寂しくさせてごめん。いっぱい助けてくれようとしてたのに
本当に、ごめんね。
ママ解らなくなっちゃってたんだ。
あなたが大切なのに、思うようにいかないと腹が立って。
これから気を付けるから、ママが変になっちゃってたら怒ってほしい。
その事を怒ったり絶対しないからね。
大好きだよ。」
と、正直に話しました。
娘は黙って聞いて
「いいよ。ママ大好きだし。」
と少し照れたように言って、また滑り台に戻っていきました。
その日は、一緒にたくさん話をして、
夜は手を繋いで一緒に眠りました。
不思議なほどスムーズに1日は流れました。
まとめ|二人目の子育て中になぜか上の子にイライラしてしまった
あれから娘も成長し、
私はしょっちゅう怒られています(笑)
上の子が私を育ててくれたと自覚しています。
でも、毎日2人の笑顔を見る度、
よし、今日も大丈夫!と思えます。
もうあんなに寂しい思いはさせたくありません。
ホルモンンの影響だったのか、疲れのせいなのか
何故あんなに毎日腹が立っていたのか・・
同じイライラで自己嫌悪に苛まれているママがいたら
こう言いたい
大丈夫、やり直せます。
今からでも大丈夫
不安なら誰かに話してみるのも良い
私はそれが娘本人でした。
ママ大好きと言ってくれる時間は
ほんの一瞬です。
そんな素敵な時間を
辛い思い出にしないよう
今日1日怒らない事からはじめませんか。
もったいないですよ。
大丈夫 大好きなママですから。