産後、子育てをしていて、
つらくて悲しいのに涙が出てこない、子育てがうまくいかないと自分を強く責めてしまう。この子にとって自分が母親でよかったのか、ダメな母親で申し訳ない・・
という気持ちになったことはありませんか?
こういった気持ちが出てきたら産後うつになりかけているかもしれません。
また産後うつで自殺する人が年々増え社会問題にもなっています。
悲しい出来事ですよね。
残された家族のことや産婦さんがどんな気持ちで命を絶ったのかと思うと何も言葉が浮かびません。
私自身、1歳と2歳9ヶ月の娘を育てていて、うつになりかけた経験があります。
今回は私自身の経験も踏まえて、産後うつの予防法や対処法について紹介していきたいと思います。
保健師さんに話してみよう!新生児相談の時がベスト!
出産後、1ヶ月はママも赤ちゃんも基本的には外出できないので家で毎日を過ごします。
赤ちゃんと24時間二人きりでの生活。
産後はホルモンバランスの乱れに加え、慣れない育児で常に気が張っている状態です。
また育児も家事もしっかりやらなきゃと思ってはいませんか?
産後うつは、責任感が強く、完璧を求める女性に多く見られる傾向にあります。
産後うつかも!?と自分で分かって対処できればいいですが、気づかないうちにうつになっていたというのがほとんどなんですね。
産後うつを予防するために大切なのは自分の思いを誰かに伝えて共有すること。
しかし、実家からも離れ核家族の状態で子育てをしている人が多いのが現状です。
相談したくてもできなくて悩んでいるという人が多いのではないでしょうか。
そこでオススメしたいのは、産後しばらくして保健師さんが自宅を訪問してくれる新生児訪問です。
産後うつのケア、予防も保健師さんの大切な役割になっています。
産後うつになっているかどうかを見るチェックシートがあります。
その項目に沿って話をしていく中でいろいろと育児の悩みを相談できたり、今困っていることを解決してくれるでしょう。
私自身、実家から離れたところで子育てをしていて夫が転勤族で周りに知り合いがいない中で子育てをしていたので、常に孤独との闘いでした。
子育てがうまくいかなくて自分を責めて赤ちゃんが泣いていてもぼーっとしてしまうこともあったんです。
保健師さんには泣きながら話した記憶がありますね。
話してみてとても心が軽くなりました。
周りに相談できる人がいないという人も新生児訪問は出産したすべての家庭に保健師。助産師さんがきてくれるサービスです。
参考にしてみてくださいね。
妊娠前からの友達作りで産後うつを予防!?その方法とは?
産後うつ予防には、妊娠前からの友達作りが大切です。
同級生や友達が同じように妊娠していていつも連絡を取り合っているなどそういう場合は必要ありません。
しかし夫の転勤などで見知らぬ土地で妊娠・出産を行うことになった場合、産科で行っているマタニティヨガ教室や両親学級に参加してみましょう。
そこで仲良くなった人と産後も交流が続けば、お互いによい話し相手になりますよね。
友達を作るのは苦手・・。という人もいますが、例えば出産前後で入院した部屋が同じだった人と仲良くなる場合もあります。
夫とのコミュニケーションが大切!その日あったことを話してみよう!
産後は、外出も減り一般的な大人の会話が激減します。
誰とも話さず赤ちゃんと過ごす日が何日もある。
我が家ではパパの帰りは遅く、結局帰る前に寝てしまうこともありました。
そうすると夫ともまったく話さなくなります。
そしてだんだんとどうやって話したらいいのか分からなくなってしまうんですね。
平日は夫とゆっくり話すというのが難しいこともあるでしょう。
しかし、ちょっとしたことでも例えば赤ちゃんの様子を話してみたり、こんなことができたんだよ~と話してみてください。
ちなみに我が家ではパパが「今日はどうだったの?何して過ごした?」と気遣って聞いてくれるのですが、毎日子育てしかしていなかったので「別に・・。何もしてない」と答えることもありましたね。
でもパパの話を聞いたり、ちょっと会話するだけでもずいぶん違いましたよ。
まとめ|子育てのストレスで産後うつに
自分を責める気持ちは、どこかで方向転換する必要があります。
その気持ちを放っておくと、自殺を選んでしまう人もいるからです。
誰かと話すことで気持ちを別の方向へ向けることができます。
ただ自分からSOSを発することが難しいのが産後うつの特徴でもあります。
産婦さんを囲む周りの人の意識も大切です。
産後うつについては妊婦健診、両親学級などで専門家から説明がありますよね。
パパとそういった場所に一緒に行くことは、産後うつについて正しい知識を持ってもらうという意味でもとても大切なんです。
また、ママは子育てに完璧を求めないこと。
完璧にできる人なんていません。
6割できればよし!そしてできた自分を褒めてあげましょう。
もちろんうまくいかないこともあります。
でもそれはママのせいではありません。
自分だけを責めない。赤ちゃんにとってママは大切な存在なのです。
産後、周りのサポートを受けながら不安定になる気持ちをうまく整えることができたらいいですね。
今回紹介した内容が参考になれば嬉しいです。