子育ては簡単なことではありません。
初めての妊娠、出産、子育ては手探りで大変なことだらけです。
妊娠中から、母親の中で子育ては始まっています。
体調にも変化が出てくるし、気持ちの変化もあります。
つわりで苦しむ人もたくさんいますね。
出産も命がけです。
当たり前のように産まれてくるわけではなく、
母子が無事で何も問題なく出産を終えるのは、
奇跡のようなものです。
そうして子育ては始まっていきます。
誰もが初めてで、赤ちゃんにとっても初めてのことだらけです。
みんな一生懸命子供のことを考えながら育てていくはずです。
でも、子供のためにと思ってやっていることが、何のため?
と分からなくなることもありますよね。
私の体験を元に、こんな時どうする?
ということをお話させていただきます。
子育て中、子供の叱り方は?
子供がいけないことをした時に、
どうやって叱ったらいいのか悩んでいる方は多いはずです。
私も、もちろんその一人です。
子育てにおいて『叱る』とは、どういうことでしょう。
叱るとは、子供に対して指導する、という教育的な意味があります。
では、『怒る』とはなんでしょう。
怒るとは、自分の感情が高まり、子供に腹を立てることです。
こう見ると、叱ることと怒ることは全然違いますが、
日常的に区別できているものでしょうか。
少なくとも私は、しっかりと区別して対応できていません。
人間は曖昧な生き物ですから、きっちりと区別できている人は
少ないのではないでしょうか。
『叱る』と『怒る』が同時に来ることだってありますよね。
私はしょっちゅうです。
子供のため、と思いつつ腹を立てていること、ありますよね。
自分の子供だからこそ、道を正そうと感情的になってしまうのは当然です。
こういうとき、≪これは叱っているのか、怒っているのか?≫
と悩んでしまいます。
例えば、お菓子ばっかり食べているときや、なかなか宿題をやらないとき、
ゲームの時間を守れないときなど、ついガミガミ言ってしまいがちです。
一見怒っているようですが、お菓子ばかりは体に良くない、
宿題をやらないと本人が困る、規則を守れない人になってしまう、
などと考えて言っているはずです。
うちの子供は、4歳くらいのときに年上のお友達に石を投げて、
頭にケガをさせたことがありました。
血が出て、お友達はすごく泣いていました。
私は理由も聞かず、子供の肩を掴み、目を見て怒鳴りました。
理由がなんであれ、人に石を当てるということは許されないと思ったからです。
落ち着いたあとに理由を聞いて、
それでもいけないことなんだよ、ということを話しました。
この子がまた同じことをして、また人を傷つけてしまったら、もちろん相手にも迷惑がかかります。そんなふうに感情的になるのは、我が子を思う親心です。
感情的に怒ったって、どうしていけないのかが伝わればそれでいいと思いませんか。
正直なところ、全く知らない子が同じことをしていても、そんなふうに感情的になるでしょうか。
親だって人間です。自分本位にもなるし、怒ることだってあります。
自分用に買っておいたお菓子を食べたいと言われて、イラっとすることだってあっていいんです。
自分の気分だけで態度をコロコロ変える、機嫌が悪いと子供を無視したり暴力を振るったり。
そういった虐待のようなことは決して許されませんが、「早くしなさい!」とガミガミ言うくらい、いいじゃないですか。
子供には、愛情があるかどうかは伝わっているはずです。
あまり神経質に、叱ることと怒ることを分ける必要があるのでしょうか。
感情は自分で制御できないこともありますよね。
どうしても子育てが辛いと感じたら、相談しましょう
どうやって子育てしていったらいいのか、
何が子供のためになるのか分からなくなったときには、
是非誰かに相談してみてください。
感情が抑えきれず、このままではいけないと思ったときは、誰かに助けを求めてください。
親や兄弟姉妹、友達でも誰かに聞いてもらえるだけで、気持ちが軽くなります。
私は、市の子育て相談を利用したり、保育園の先生や
スクールカウンセラーの先生に相談したこともあります。
じっくり話を聞いて、真剣に向き合ってくれるはずです。
子供を扱うプロや、たくさん子供を見てきた方に話を聞いてもらうと、
いろんな子供がいることが分かるし、自分だけじゃないと励みになりますよ。
悩みは人それぞれです。
子供がかわいいと思えない、手に負えないほど暴れる、
上の子が下の子をいじめる、などどんなことでもいいです。
プライバシーは必ず守られるので、勇気を出して相談してみることをお勧めします。
まとめ|大変なことだらけの子育て
子育ての中で、迷うこと、辛いこと、先が見えなくなることはたくさんあります。思い通りにいかないことの方がずっと多いです。
でも、こうして悩むということ自体が子供への愛情です。
1人で抱え込まず、気持ちを誰かに聞いてもらいましょう。自分ばかりを責めないでくださいね。
大変なのは、みんな同じです。