3月14日の世界一受けたい授業で、世界的ベストセラー「ピーターラビット」の秘密に迫ります。
映画化もされましたが、続編が放映されることになり再び話題になっています♪
昔からおなじみですが意外と知らない「ピーターラビット」
そこでピーターラビットの作者と映画について調べてみました。
ピーターラビットの作者ビアトリクス・ポター
イギリスの絵本作家。
ヴィクトリア時代の上位中産階級に生まれました。
教育は家庭で行われ生涯学校に通うことはなく、遊び相手の少ない孤独な環境で育ちます。
幼い頃から絵を描くことが好きでした。
様々な動物をペットとして飼育し、キノコにも興味を持ち学会に論文を提出したほど。
39歳で婚約しますが、わずか1ヶ月後に婚約相手が死亡。
その後、絵本で登場する湖水地方に念願の農場を手に入れます。
農場の仕事が婚約者を失った悲しみを癒してくれたのです。
そして47歳で結婚。
創作活動は少なくなり農場経営と自然保護に努めました。
ピーターラビットの誕生
1893年9月4日、作者のビアトリクス・ポターが、友人の5歳の息子に宛てた絵手紙が、ピーターラビットの始まり。
友人の薦めもあり、ウサギを描いた話を本として出版することになりました。
1902年に「The Tale of Peter Rabbit(日本語タイトル:ピーターラビットのおはなし、ピーターうさぎ、ピーターうさぎのぼうけん)」が出版。
ピーターラビットシリーズの累計発行部数は、2億5000万部を超えています。
日本の福音館書店版は1300万部以上発行。
第一作の「ピーターラビットのおはなし」の発行部数は全世界で4500万部を超えました。
すごい数字ですね!
手紙を送った9月4日がピーターラビットの誕生日になっているんですよ♪
ピーターラビット映画化
「ピーターラビット」は実写化以外の映画も上映されていました!
ピーターラビットと仲間たち/ザ・バレエ
一番初めの映画は、意外にもバレエの映画化だったのです!
1971年英国ロイヤル・バレエ団が出演。
ピーターラビットたちがマスクと衣装で再現され、バレエでメドレー式に「アヒルのジマイマのおはなし」「こぶたのピグリン・ブランドのおはなし」「ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし」「2ひきのわるいねずみのおはなし」「りすのナトキンのおはなし」の五つの物語を表現。
全体を通して台詞や解説が一言もない映画でした。
本国イギリスで大ヒット!
その後、舞台作品として英国ロイヤル・バレエ団のレパートリーのひとつとなります。
日本では1978年に公開。
バレエのピーターラビット…驚きですね!
映画ピーターラビット
2018年制作。
アメリカ合衆国・オーストラリア・イギリスの合作。
CGで初めての実写化。
吹き替え版は俳優の千葉雄大さんがピーターを担当。
ストーリー
イギリスの自然豊かな湖水地方に住む元気なウサギのピーターと心優しい女性画家・ビア。
ある日隣に都会育ちの動物嫌いな男・マグレガーが引っ越してして大騒動に!
リアルなCGで描かれたピーターをはじめとするウサギたちのわんぱくな姿が描かれました。
本物のウサギのような、もふもふの毛並みとつぶらな瞳が評判に♪
監督
ウィル・グラック
キャスト
ピーター声 : ジェームズ・コーデン (人気コメディアン)
ビア : ローズ・バーン (『ANNIE/アニー』に出演)
マグレガー : ドーナル・グリーソン(『アバウト・タイム~ 愛おしい時間について~』主演)
『ピーターラビット』日本版予告編
ピーターラビット2/バーナバスの誘惑
「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」が5月22日(金)に公開!
千葉雄大さんが前作に続き、ピーター役の吹き替えを務めます。
そして、哀川翔さんが地下組織のボス・バーナバス役に決定!
お二人の個性に合った見事なキャスティングですね♪
映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』米予告編 2分45秒
ストーリー
今作はビアとマクレガーの結婚式の場面から始まります。
2人が家を開ける際にはマクレガーから「トラブルを起こすんじゃない!」と忠告を受けるピーター。
しかし自分のいたずらを受け入れられる場所を求め、街へ飛び出します。
ピーターが出会ったのはフルーツを盗もうとしていた新キャラクターのウサギ・バーナバス。
ピーターの父親のベストフレンドだったと名乗るワイルドな彼と一緒に行動するようになります。
バーナバスに父親の面影を重ねたピーター。
彼に認められたくて悪さもエスカレートして、妹たちや仲間も巻き込み果物市場を襲撃するほどに!
ピーターはどうなってしまうのでしょうか…?
監督
ウィル・グラック
キャスト
一作目の映画ピーターラビットと同じ出演者が勢揃いです。
ピーター声 : ジェームズ・コーデン
ビア : ローズ・バーン
マグレガー : ドーナル・グリーソン
大人気「ピーターラビット」作者は?新作映画は?まとめ
ビアトリクス・ポターの創作活動は十数年と長いものではありませんでした。
しかし、今でも世界各国で親しまれる素晴らしい作品を残しました。
時代の流れにより、様々な形でピーターラビットが表現されるようになりましたね。
CGを駆使した映画の実写化は衝撃でした。
持ち前の観察力で躍動感あふれる動物を描いた作品には、彼女の束縛などからの解放、そして自由への憧れが込められているのではという声もあります。
自然や動物を愛したビアトリクスさん。
彼女の優しさから生まれたピーターラビットは永遠に愛され続けることでしょう。