日本ではあまり聞きなれないハンドパン。
綺麗な音色だということですがどんな楽器なのでしょうか?
とても気になりますよね。
そこで、ハンドパンについて日本の演奏者と歴史や特徴など、ハンドパンについて調べてみました。
日本人のハンドパン奏者3人紹介
日本ではまだ少ないハンドパン奏者ですが精力的に活動されている方たちがいらっしゃいます。
そこで何人かの日本人ハンドパン奏者をご紹介します。
峯モト タカオ さん
1985年生まれ 広島県出身。
2015年パーカッショニストとして活動中SONOBEのハンドパンに出会います。
その音に魅了されハンドパン奏者になりました。
2016年4月にはハンドパンだけを持って13カ国を1年間にわたり旅をします。
CD も発売しています。
SHU さん
大阪府豊能町出身。ハンドパン奏者として大阪を中心に活動。
ストリートライブをすることが多いです。CD も発売しています。
日本唯一のハンドパン専門店 KUROBO HANDPAN の店長。
教室、ワークショップなども開催。ハンドパンの貸出しもしています。
久保田リョウヘイ さん
渋谷・原宿でのストリートライブが話題となり2017年にアルバムがリリースされました。
ヨーロッパ6ヶ国で演奏を行いました。オリジナルの演奏法で注目を浴びます。
さまざまな楽器や歌・ DJ とのコラボレーションもしています。
またヨガ・ピラティスなどのセッションもして幅の広い演奏活動を行っています。
モデル兼演奏者としてファッションジャーナリストからも注目されています。
ハンドパンとはどんな楽器?
丸いスチールでできたドラムで、複数の音階がある手で弾く楽器です。形はまるでUFOのようで美しい音色は浮遊感が有りまったりと癒やしてくれるのです。
ハンドパンの歴史
2000年にスイスのPANArt社がスティールパン(ドラム缶から作られた打楽器)から発展させた楽器 Hang を発表しました。
素手で叩けるスティールパンとして打楽器の特徴をも兼ねそなえたハンドパンは次世代の楽器として欧州で人気が出ました。
この時は入手方法や製法が、公表されず謎の楽器でした。
2006年にテレビで放送された時に製法の一部があらわになると世界中で Hang にインスピレーションを受けた新しい楽器が作られるようになります。
2007年アメリカのPantheon Steel社がHang代替品として Halo を発表。
ハンドパンという言葉が英語圏で生まれることになりました。
スイスのPANArt社のHangがハンドパンのおおもとだったのですね。
いろいろなメーカーが作り出したということは、よっぽど魅力のある楽器なのですね。
ハンドパンの特徴
ハンドパン・・・素手(ハンド)で叩いて演奏するスティールパン(パン) が由来。
主な成分は鉄。金属製の体鳴楽器です。丸い形が特徴。
年々技術が進歩していて多くの試行がされています。
音楽の三大要素はリズム・メロディ・ハーモニー。
ハンドパンは持ち運び自由な形で音楽の三大要素を実現できる興味ぶかい楽器です。
ハンドパンの音色
浮遊感のある美しい音色が特徴です。癒し系でゆったりとしています。
手作りのため個体差もあるハンドパン。
演奏する場所や湿度によっても微妙に音が変わる繊細さを持ちあわせています。
プレイヤーはその特性を熟知することで一番良い音を出すことができます。
とても独特な音色のハンドパン。
一つの打面に対して三つの音が鳴るようにチューニングされていることが関係あります。
一ケ所を叩いてギターのコードを弾いたような和音が出せます。
きれいな音を出すには最小限の力で叩くことが大事です。
指を離さないと音が広がりません。そうでないと倍音がパンの中にこもってしまうことになります。
イメージ的には「金属を叩く感じよりも水面を弾いてしぶきを立てずに輪をつくる感じ」です。
お風呂の中でイメージトレーニングをしてみるのも良いですね。
新しい楽器ですが奥が深いのですね。
実際のハンドパンって どんなかたち?
下の写真がハンドパンです。
ん!?UFO!?なんだか飛びそうですね。
もちろん飛びはしませんが、いつか飛べそう♪宇宙的な感じがします。
オーナー会議開催
名古屋ハンドパンコミュニティ#オーナー会議#ハンドパン pic.twitter.com/OSKWtJiH4x
— 奥村将和 (@okudrum) December 29, 2019
ハンドパンの価格・購入
現在流通している90%のハンドパンは15万円から32万5千円の価格です。
とても人気がある楽器のため業者によっては値段が上がるという現状です。
品質の割には値段が高いものもあり注意が必要です。
粗悪品にあたってしまった場合、一般人がなおすことは不可能。
選ぶ時には気をつけなければいけません
今ではハンドパンはスイス・米国・東南アジアなど、さまざな国でつくられています。しかし信頼のおける人気メーカーは入手困難な状態です。
ネットでの購入もできますが、できれば実物を見て選びたいものですね。
日本にもハンドパン専門店があります。
ハンドパン、かなりの人気なのですね♪
まだハンドパンを知らない人がいるのが、ぎゃくに不思議になってきました。
日本でもハンドパンは根付いていた!
じつは日本にもハンドパンを製造しているところがあります。
大田区 園部ハンドパン
東京大田区のSONOBEさん。さすが物づくり大国、日本!
ハンドパンもつくっていました。
日本の職人さんの丁寧な物づくり、クオリティの高いハンドパンが東京の大田区で生まれているのです。
SONOBEさんは、もともとスティールパン製作をしていました。
その経験を生かし2014年にハンドパンの製作と販売を開始。
園部 良さんは、スティールパン・ハンドパン製作の第一人者でパンチューナーです。
園部さんの製作するハンドパンは第一線で活躍中のハンドパン奏者・ミュージシャンから高い支持を得ています。
ハンドパンの美しい音色
ハンドパン奏者の峰モトタカオさんの路上ライブに初遭遇!素敵だったぁ!まずはヒーリング系のCDをget!ストレイテナーのライブ観に仙台行った帰り道だったのもなんか不思議。また観たいなぁ。 pic.twitter.com/QfgyQR9v1N
— えみ〜こ (@emihisa) July 15, 2018
話題の円盤型 パーカッション ハンドパンの奏者のSHUさんに遊びに来て頂きました!
このお昼のマッタリした時間のハンドパンの響きは究極の癒し(笑
18時くらいまで、お店にいて頂けるそうなので、もしご興味ある方は、叩き方教えてもらえますよ!@ShuHandpan https://t.co/1W0Um7DBXT pic.twitter.com/YsjbUDikoL— 大阪 どらむ村(ドラムショップACT) (@ACT_DRUM) August 20, 2019
ハンドパンとはどんな楽器?まとめ
歴史のある素晴らしい、さまざまな楽器が存在します。
まだ歴史の浅い新しい楽器ハンドパン。
試行が繰り返されているようなので、まだまだこれからも変化していくことと思います。
ハンドパンの未来が楽しみですね。
ストレスが多い現代ですが美しい音色はきっと私たちの助けとなってくれることでしょう。