いつもの料理の味が変わったなと感じたり、塩味や甘みが薄く感じたり濃く感じたりと折角の料理が楽しめなくなってくることがあります。
それは、舌の感覚が鈍ってきたからかもしれません。
味覚障害になる前に舌の感覚を戻す食事法を調べてみました。
いつもの味と違って感じるとき
食べ慣れた味がいつもと違うと感じたら、舌の感覚が鈍ってきています。次の食事法を試してみましょう
- 調味料は食べるときに使うようにして、いろいろな味を試すようにする
- 香りのある野菜や香辛料などで香りを楽しんでみる
- 旨味を強く味わえるように出汁を濃い目にする
- 肉や魚料理ではアク抜き、臭み消しをよくする
味が濃いなと感じるとき
普通の味付けなのに味が濃いなと感じる舌の感覚を戻す食事法は、
- 味の濃い調味料や食べ物は使わないように注意する。
味が薄いなと感じるとき
味が薄くてご飯が美味しくないと感じたときも舌の感覚が鈍っているからです。次の食事法を試してみましょう。
- 塩分に注意しながら味付けをいつもより少し濃くする。
- 出汁などの旨味を引き立たせ味を感じやすくする。
- 料理を熱くしすぎないでぬるめで味わう。
- マヨネーズのようなコクのある調味料をつかう。
- あんかけなどを利用して素材に味が馴染みやすくする。
舌の感覚が鈍ったと感じる原因
舌は味蕾というところで、塩味、甘味、苦味、酸味、うま味の5種類の味を感知しています。
塩気や甘味などの味が薄く感じたり、全然味を感じなかったり、いつもの料理の味とは違う味に感じたりと、舌の感覚が鈍って来るのは亜鉛の不足が原因です。
舌で味を感じる味蕾は、10日ぐらいで新しく作られていきます。その味蕾を作るのに欠かせないのが亜鉛です。
インスタント食品や添加物の多い加工品で食事を簡単に済ませてしまうと、亜鉛の吸収が妨げられ不足していまいます。
また、飲酒習慣も亜鉛が不足しがちになります。
味蕾は、加齢とともに減少し高齢になると新生児の三分の一迄減少すると言われます。
味蕾がある乳頭という部分も加齢とともに弾力を失い扁平になり固く萎縮するので味を感じにくくする原因と考えられています。
また、唾液の分泌低下も食物の味物質が唾液に溶けにくくなり味を感じにくくなる原因です。
その他、薬剤や病気や心因性などの原因もあります。
まとめ
食べ物が美味しく感じられなくなると食事の楽しみがなくなってしまいます。
あまりにひどいときは、医者と相談するようにしましょう。
日常的に亜鉛不足を補う食事を考えサプリなどを利用するのもいいですね。