カンブリア宮殿でニッポンの風呂文化を支えて90年 ロングセラーの入浴剤「バスクリン」が紹介されます。バスクリンと言えば羽生選手のCMですね!
寒いこの時期はお風呂に入浴剤をいれるだけで体がとても温まります。温まるだけではなく,一日の疲れが取れるようなゆったりした気分を味わうことができますね⁉
最近は入浴剤といっても,粉末タイプ,錠剤タイプ。液体タイプなど形状も色々です。そんな数ある入浴剤の中でも粉末タイプの「バスクリン」の売り上げがギネスに認定されたというのです!
バスクリンの長い歴史,どうやら順風満帆ではなかったようです。
身近な商品なのに、知ってるようで知らないバスクリンについて調べました。
ロングセラー商品の知られざる真実!
ゲストは、株式会社バスクリンの古賀和則社長です。
バスクリンは1930年に発売。それ以来、入浴剤でロングセラーの道を歩んでいます。
なんと今年、「入浴剤・粉末タイプ」としての売り上げがギネスに認定されました!
多くの人が、ロングセラーのイメージを持っているバスクリンですが、決して順風満帆ではなかったそうです。
番組では波乱万丈の歴史と、どのようにして復活したかに迫ります!
そして、これもまた人気の入浴剤「日本の名湯」シリーズ・「きき湯」などを生み出してきた開発の心臓部に潜入します!
バスクリンがギネス世界記録に認定
何がギネス世界記録だったのでしょうか。
それは
粉末タイプ入浴剤ブランドにおける最新年間売り上げ金額世界No.1
ということだそうです。販売期間2017年1月~12月に世界で一番売れた入浴剤ということなんですね。
バスクリン、ギネス世界記録認定パッケージを限定発売
粧業日報 2019年11月26日号 6ページhttps://t.co/HW7vjVTNwU pic.twitter.com/srWmVDETQl— 週刊粧業 (@syukansyogyo) November 26, 2019
実はこんな限定パッケージもあるようですよ!
みんなの知らないバスクリンの足跡!
バスクリンが生まれたきっかけ
バスクリンが誕生したのは1930年(昭和5年) 6月22日 。
昔、銭湯には「くすり湯浴剤 中将湯」というものがすでに販売されていました。
ある日、津村順天堂の社員が「中将湯」という薬を作った時に出る生薬の残ったものを持ち帰ります。
当時は自宅にお風呂はなくタライを使って行水していました。
タライに「中将湯」を入れたところ体がよく温まることに気づきました。
その上、湿疹が良くなるなどの効果を感じ、そのことを報告。
そして、銭湯向けの入浴剤として製品化することになりました。
この入浴剤を入れた銭湯は、たちまち人々の噂となり大人気!
体の温まりが良いと体も心も嬉しくなりますよね♪
しかし、とてもよく温まるので夏には、ぽかぽかしすぎて適さないようでした 。
そこで夏向き用に作られたのがバスクリン。
爽やかな色と香りの入浴剤はこの時に生まれました。
体を温めるイメージが強いですが、もともと夏向け商品だったとは意外ですね♪
会社名変更の歩み
バスクリンを生み出した津村順天堂。
現在は株式会社バスクリンが販売しています。
そこで株式会社バスクリンになるまでの歩みをご紹介します。
1893年(明治26年) 創業者 津村重舎が津村順天堂を創業
1988年(昭和63年) 株式会社ツムラ に社名変更
2006年(平成18年) ツムラ ライフ サイエンス株式会社 創業
(株式会社ツムラから家庭用品事業を承継し分社したため)
2010年(平成22年) 株式会社バスクリンに社名変更
2012年(平成24年) アース製薬グループに加わる
このながれを見ても、バスクリンがどれだけの人気商品として君臨しつづけているか分かりますよね♪
てっきりバスクリンは商品名だけかと思いきや、会社名にもなっていたのですね。
「ツムラ」も漢方薬で有名!お世話になっています・・・。
薬や入浴剤と生活に密着した、ありがたい企業です。
創業者 津村重舎ってどんな人?
創業者 津村重舎は津村順天堂を創業し日本橋に開業しました。
母方の実家伝来の婦人漢方薬「中将湯」 を販売。
そしてバスクリンのおおもととなる「くすり湯 浴剤中将湯」を発売 。
漢方薬の製造過程でできた生薬の残ったものをリサイクルした商品でした。
津村重舎は後に 「PR の天才」と言われたほど新聞広告の展開や商品登録など、
当時としては画期的なことを実践しました。
かなりのアイデアマンだったようです。
「良薬は必ず売れる。」という志で歩まれた方♪
信念で生きるその姿勢は見習いたいかぎりです。が・・・なかなか難しいですね。
バスクリンの歴史
簡単にバスクリンの歴史を調べてみました!
1897年(明治30年 )
バスクリンが発売される33年前,まだ明治時代です。日本初の入浴剤として「くすり湯 浴剤中将湯」が発売されたのです。
1930年(昭和5年)
いよいよバスクリンが発売。
芳香浴材バスクリンとして,「浴剤中将湯」の成分に温泉成分と芳香を加え夏用入浴剤としての販売だったそうです。
当時は家庭で使用するというよりは,銭湯で使用されていたそうですね。
夏の風呂上がりにスーッとするような香りと成分を京都大学の教授と研究しました。
松葉の香りとオレンジ色の粉が湯に入れると緑色に変わると言う、全く新しい商品を作り出しました。
これは当時の人にとってかなりの驚きだったでしょうね。
初期はブリキ缶で150グラム。50銭でした。
1950年(昭和25年)
戦争のため発売中止となっていたバスクリン。
終戦から5年後ガラス瓶に変更して再スタート。これは物資不足でブリキ缶が使えなかったためです。
1960年
再びブリキ缶で「バスクリンジャスミン」が発売。容器の素材にも時代を感じませんか⁉
1967年
容器革命です!缶容器から、紙の胴体と金属の蓋を採用したスパイラル缶になりました。
1975年以降
時代に合わせてバスクリンの新シリーズが次々と発表されるのです。
1980年代後半
日本の名湯シリーズが発売になります。家にいながら温泉を味わうことができましたよね!
私も子供の頃,温泉には行ったことはなかったのですが,この日本の名湯シリーズで温泉旅行ごっこをした記憶がありますよ。
1998年
スキンケア入浴液「バスクリンソフレ」の発売,翌年には再び容器革命で,環境に配慮しながら,持ちやすい容器へ生まれ変わったそうです。
バスクリンの歴史をみていると,寒い日に温まるためというよりは,1975年の「クールバスクリン」のように年間を通して使用できるような入浴剤なんですよね!
【8月28日(水)】
バスクリン プーケット 魅惑の海 ライチ色といい香りといい、夏にぴったりな入浴剤。 pic.twitter.com/cs94yCUaYR
— ♨️入浴剤bot♨️ (@vuthtyme0) September 1, 2019
夏場の口コミですが,やはり暑い夏だからこそクールバスクリンで湯船でゆったりする人が多いようですね。
人気の入浴剤の口コミ
寒い毎日が増えてきました。1日のご褒美の入浴は幸せなひとときですよね♪
そこで冬におすすめの入浴剤を調べてみました。体が温まると人気の商品たちです。
バスクリンブランドの口コミ
現在バスクリンには26種あるそうです。
ざっくりご紹介しますね!
温浴タイプには疲労回復,薬効,温泉情緒があります。この中でも香りや効果が異なります。
大人のバスクリン
大人のバスクリンはリラックスタイプです。
大人のバスクリンと言うネーミングに惹かれました〜〜!ローズの香りがリッチな感じです。1日の疲れを癒してもらえてリラックスできますね。 #シェアビュー #入浴剤 https://t.co/ZnhIGBInaX pic.twitter.com/obB7QwMAA5
— きゅー (@eight1828) November 16, 2018
他にはスキンケアタイプやクールタイプがあります。
その時の気分,季節によって使い分けるといいですよね。
ボーナス入ったらしたいこと
・暖かいお風呂入っちゃう
・バスクリン入れて追い焚きしちゃう
・1回湯船入って、体洗って、もう1回湯船入っちゃう幸せじゃ…
— ニシンのパイ (@pie_nis) December 7, 2019
バスクリンで幸せを感じてる方もいますね!
バスクリン以外に人気の入浴剤の口コミ
バスクリン以外にも「きき湯」や私が子供の頃堪能していた「日本の名湯」シリーズなどがあります。
きき湯
腰痛や肩こりにはやっぱりきき湯ですよね!まさにその日のうちに緩和しておけば翌日も楽ですよね。
色々なバリエーションがあるきき湯シリーズ。
中でも冷え性▪疲労におすすめなのが食塩炭酸湯の潮騒の香り。
温泉由来成分が体の隅々まで血流を改善し保温作用を高めます。
新陳代謝も促進。冬には本当にありがたいですね。
ソフレ
冬場のかさつきにはソフレ!
香りにも癒されますよね。
花王のバブ ゆずの香り
こちらも大人気の商品、花王のバブのシリーズ。
炭酸ガスが血行を促進。やみつきになる気持ち良さ。
バブのあわあわ感がたまらないですよね。面白がる子供も♪
ゆずの香りがさらにリラックスアップさせてくれます。
お鍋でお腹いっぱいになったら次はお風呂!
花王
『バブ』
ゆずの香り『よし!これを入れてあったまろう!』
「うーん、自信ないなぁ」
『???』#バブ#ポーズスケルトン pic.twitter.com/2zgy1aFs4e
— アボカド (@Z_abokado) January 29, 2018
シークリスタルス国産エプソムソルト
テレビでも紹介された話題となっている自然派の入浴剤です。
お塩だと思いますよね?じつは、そうではないのです。
別名は硫酸マグネシウム 。
海水に含まれるミネラルの一種です。
湯冷めもしにくく温まるという口コミが多いそうです。
栄養論:マグネシウムは代謝の補助、骨の形成、筋肉の弛緩等に使われる。食品では海藻、貝、大豆、ナッツ、キノコ等に多く含むが、元々の吸収率が良くなく発汗等により失われやすい。食品+サプリメントで別途補給、更に風呂に溶かし皮膚からも吸収させよう。https://t.co/3ETQuvnZ0H
— さるやま@相互フォロー (@SaruyaMichael2) December 5, 2019
さまざまなシリーズが出ている入浴剤♪
お友だちのプレゼントにも喜ばれます。
男性には、日本の名湯をテーマにした商品や、
女性にはオーガニック系の少し高価なものなど・・・。
ふだん自分では手がでないものを頂けると気分もあがりますよね。
ちょっとリッチな消耗品のプレゼント♪
気が利く人と思われるかもしれませんね。
入浴剤「バスクリン」の秘密!まとめ
バスクリンの世界、いかがだったでしょうか?
冬場だけではなく,年間通して使用できるとても身近な入浴剤バスクリン。
子供の頃うっかりバスクリンを切らしてしまいました。
無色のお風呂に入った時のわびしさといったら、そりゃもう・・・今でも忘れません。
90歳となるバスクリン。
日本国民のおじいちゃん(おばあちゃん?)と言っても過言ではありません。はい。
世界一売れた入浴剤を毎日使えるなんて幸せですよね。
ますます、愛着がわいてきました。
日本ていいなぁ・・・♪